この度サンポークリエイトでは工芸学科の学生を対象に企業見学会を行いました。学校だけでは知ることが出来ない「商品」が出来上がるまで、そこから販売を行うまでの企業としての流れを知ってもらい「モノづくり」への関心を深めてもらいました。
まず初めに店舗を回り実際に商品やお店の雰囲気を体感。引率のスタッフから店舗で取り扱っている商品の事、ブランドイメージに合わせた什器の違いや陳列の仕方などを説明し、商品単体では感じきれない各ブランドの雰囲気を見てもらいました。
本社ビルに移動しデザイナーたちがいるオフィス、商品の入荷と出荷を行う出荷場、実際に商品やサンプルを作り上げる工房などを見学。工房スペースでは普段習っていることに通じるため学生たちも興味津々で作業台を覗き込んでいました。
続いては実際に商品が店頭に並ぶまでの話を。マネージャーからの生産の流れについての話はコスト面などの話も入り「モノづくり」での現実的な一面。デザイナーたちからは自社ブランドの「SIENA ROSE」「ANEMONE」のジュエリーとアクセサリーが出来るまでのデザインに関する話。工房からは商品が出来るにあたっての工房の役割や試みなどの話。学校ではなかなか聞けれない企業ならではの内容に、疑問点をその場で出すなど学生たちもモノづくりに対しての意欲的な部分を見せてくれました。
企業説明会をするにあたって事前に学生からだしてもらった“気になる事”“知りたいこと”の質疑応答の時間へ。デザインは何を重視して考えるべき?値段設定は誰がしてる?などの、デザイン・コストについての質問にデザイナーが答えていきました。学生からでる様々な角度からの質問にデザイナーも改めて“デザイン”について考えさせられた様子でした。
この企業見学会を終え学生たちには「モノづくり」に関して“今後の自分達の在り方”の可能性を知ってもらえたと思います。これからの「モノづくり」を担う学生たちに夢を持って頑張ってもらいたいと、サンポークリエイトは応援しています。